健康診断の必要性
「早期発見・早期治療」が命を守る
ペットも人間と同じく、「早期発見・早期治療」を心掛けることで、健康が保たれます。
早めに気づいて治療を行うことで、病気の治癒率が高まったり、重症化を防いだり、病気の進行をゆるやかにすることが可能になります。
気付けない異変がわかる
若くて元気なわんちゃんやねこちゃんであっても、知らないうちに病気が発症していたというケースは多くあります。ペット自体が気づかない体の異変は、飼い主さまも気づくことが難しいです。特に腫瘍(がん)などは、静かに進行していくので、症状が出るのはずっと悪くなってからということもあります。
健康診断は、定期的に行うことで気づきにくいペットの異変をしっかり知ることができます。年齢や体調に関わらず、最低年に1度は受診されることをおすすめします。
健康診断でわかること
問診
生活習慣についてのご質問などを行い、現在の体調や疾患のリスクを探ります。
身体検査
視診、触診、聴診、打診、体重測定を行い異常がないかどうかを検査していきます。
血液検査
内蔵疾患や血液疾患の早期発見につながります。
レントゲン検査
心臓疾患や各種臓器の疾患、関節疾患などの骨の病気を調べます。
心電図検査
不整脈などの心臓疾患を調べます。
エコー検査
心臓や腹部臓器、妊娠時のお腹の様子を検査することができます。
尿検査
膀胱、腎臓の疾患について検査できます。
糞便検査
寄生虫の有無など、衛生面の検査を行う検査です。
がん検診
腫瘍(がん)の有無を調べます。
わんにゃんドックについて
当院では、わんちゃんやねこちゃんの年齢や健康状態、ご予算に応じた健診コース「わんにゃんドッグ」を各種ご用意しております。
言葉を話せない動物にとって定期的に健康診断を行うことで、病気の早期発見や予防につながります。
※8歳以上は年1回、10歳からは半年に1回のわんにゃんドックの受診をお勧めします。
わんにゃんドックの流れ
1ご来院
11時頃にご来院頂き、お預かりします。
2検査
各種検査を行います。検査項目や他の診療の混み具合によってはお迎えの時間が前後いたします。ご了承ください。
※【ネコちゃんのみ】場合よっては麻酔をして検査を行います。その際は事前にお知らせいたします。
3お迎え
検査結果は基本的には後日あらためてご来院いただいた際にご説明いたします。
(おおよそ検査から1週間を目処にご来院いただいております)
検査内容と料金
ライトコース(犬・猫) | 身体検査、腹部エコー検査、血液検査(SDMA含む) | ¥19,316→¥13,200 |
---|---|---|
基本コース(犬・猫) | 身体検査、眼検査、血液検査(SDMA含む)、尿検査、胸部・腹部レントゲン検査、直腸検査、血圧検査、腹部エコー検査 | ¥37,906→¥20,900 |
しっかりコース(犬) | 基本コース、心電図検査、心臓エコー検査、レントゲン検査(手足関節)、血液検査(SDMA含む)、涙量測定 | ¥59,070 →¥31,900 |
しっかりコース(猫) | 基本コース、レントゲン検査(手足関節)、心臓エコー検査、甲状腺検査(T4)、血液検査(SDMA含む) | ¥54,065→¥27,500 |
※詳しくはスタッフまでお声かけください。
わんちゃん・ねこちゃんのシニア期
人間より早く年を取るワンちゃんネコちゃんの場合、6歳(人間で約40歳)を超えるとシニア期と呼ばれ、様々な病気にかかりやすくなります。
シニア期に入ったら、これまで以上に注意深く見守っていくことが大切です。
シニア期にかかりやすい病気
- 歯の病気(歯周病、口内炎など)
- 心臓病
- ホルモンの病気(甲状腺関連など)
- 腎臓病
- 関節の病気(関節炎など)
- 高齢認知症
- 生殖器の病気(避妊・去勢手術をしていない場合)
人との年齢比較表(目安)
実年齢 | 小型~中型犬 | 大型犬 | 猫 |
---|---|---|---|
4歳 | 32歳 | 33歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 | 40歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 | 48歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 | 54歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 | 60歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 | 68歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 | 76歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 | 81歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 | 86歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 | 92歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 | 72歳 | |
15歳 | 76歳 | 76歳 | |
16歳 | 80歳 | 80歳 | |
17歳 | 84歳 | 84歳 | |
18歳 | 88歳 | 88歳 | |
19歳 | 92歳 | 92歳 |
定期的な健診を
当院では、シニア期のわんちゃんやねこちゃんの健康を守るために、年に1~2回の「わんにゃんドッグ(健康診断)」を行いましょう。
飼い主さまやペット自身も気づいていない加齢による体の不調は、詳細な健診を受けることで早期発見・早期治療か可能となります。
大切なペットと1日でも長く充実した毎日を過ごせるよう、定期的な健診をご利用ください。