避妊・去勢をする理由
避妊・去勢手術は、もともと望まれない妊娠を避けるために行われる手術ですが、その他にも、性ホルモンに関連した問題行動の抑制や疾患の予防のために行われています。
将来、病気で苦しまないための予防につながるため、子供を授かることを計画されない場合は、女の子は避妊手術、男の子は去勢手術をおすすめいたします。
予防できる病気
- 前立腺肥大
- 乳がん
- 卵巣子宮疾患
- 発情期のイライラ
- マーキング など
手術に適した時期
性別にもよりますが、生後6~7ヶ月位で手術をおすすめします。
一度発情期をむかえると、定期的にくる発情期に苦しむ時期を防止・抑制と、生理前(発情前)に避妊手術を行うと、乳腺腫瘍の発症を予防できる確率が高くなります。
また大人になっての手術はリスクを伴うので、できるだけ早い時期が良いと考えられます。
術前術後の注意点
術前
- 女の子場合には、発情期中に手術を行うと体調をくずす可能性がありますので避けてください。
※わんちゃんの場合も同様で、発情期中を避けての手術が適正です。 - 麻酔を行うため、手術予定時間の15時間前からは食事を、お水は4時間前からあたえないでください。
※ウサギの場合は絶食してしまうと命に関わるので、術前の注意点について医師からの指示を受けてください
術後
- 避妊・去勢治療後は、患部を舐めすぎると赤くなるので、異常が見られた場合はすぐにご連絡ください。
手術の流れ
1当日ご来院
手術当日は午前中までにご来院下さい。
※猫ちゃんの場合のみ、洗濯ネットに入れて来院してください。
家ではおとなしい子でも、病院では暴れて捕まえらなかったり、ケージから出せないこともあるので、大事な猫ちゃんのためにも必ず自宅からネットに入れてご来院ください。
2術前検査
身体検査(問診・視診・触診・聴診など)、血液検査を行い、麻酔・手術が可能かどうか確認いたします。
※必要に応じて別途追加検査を行う場合もあります。
【検査結果次第では、当日の手術が中止か延期になる場合もございます。ご了承ください。】
3お預かり
術前検査に問題が無ければ、手術同意書にご記入いただいてからお預かりします。当院では、手術内容の十分な説明を行い、同意書の記入をお願いしております。
わからないことや納得できない点があれば、ご遠慮なくご質問ください。
※手術中に急変などで緊急に連絡が必要な場合、手術終了のご案内を(希望される方)お電話にてご連絡させていただきます。
手術承諾書へは必ず連絡をとれるお電話番号の記載をお願いいたします。また手術時間中はすぐ連絡がつくよう、お願いいたします。
4手術
手術は通常、お昼頃に行います。
診察や手術予約状況によって、時間は多少前後する場合がございますのでご了承ください。
5お迎え、退院
術中や麻酔覚醒に特に問題が無ければ、手術当日の夕方に再度ご来院、お迎えにいらしてください。
お迎え時、手術内容や結果、手術後の管理方法・通院の指示についてご説明致します。
基本的には術後のストレスを軽減するために、ご自宅での管理をお願いしています。相談により入院管理をすることも可能です。
手術の費用について
別途血液検査も必要です。(年齢によって金額が変わります。)
ご不明点・ご不安ございましたら、一度カウンセリングにお越しください。
詳細はお問合せください。